「うん」



嫌なわけない。



「じゃあ、涼歌も呼んで?」



「流……」





ドキドキして



心臓がどうにかなりそうだ。





「バレンタイン……くれますか?」



突然、神門君が。


……いや、流が尋ねた。



「うん、もちろん! たくさんあげる」




自信満々に答えたけれど


チョコ……作ってない!!



もっと上手に作らなければ!!




(明日からもう特訓しなきゃ!!)