あたしはまた入学式ん時みたいに
風のように走って逃げた


のに……


「おい!!!待てや!!!」


えっ!?
走りながら後ろを見たら
あの人が追いかけて来てる


なんで追いかけてくるんよ~(涙)



―ドンッ

『キャッ…』


「おぉっ…」


また誰かにぶつかってもうた


『ごめんなさいっ』


「いやいや…
そんなに謝らんでも…
ってあれ亮やん」


「こいつ追いかけててん」

えっ…
恐る恐る振り向くとそこには
あの人が立っていた…


オーマイガーット(涙)


「助かったわ。仁サンキュー」


なにお礼なんていってんねん(涙)
あたしの人生終わったわ…

なんて考えてたら…


「おいなんで逃げんねん…」


どうしよ…