肝心な事を忘れていた…。





「どうしたの?」




「鬼瑠亜達が大変なの…私…やっぱり行かなくちゃ。」





「待ちなさい、ルカ。」






「何?…ホントに急いでいるの」





「話してみて…ママにも何か出来るかもしれないじゃない。」





………。





どうかな…。







とりあえず、私はこれまでの事を猛スピードで話した。




















「そう、ならママも行くわ。みんなにはルカがお世話になってるしね。」





「…言ってどうすんの?」




「…まぁ、イイから。」














母さんと2人で桜城学園に向かう…。








「柴依瑠……とお母さん?」




「美咲!!鬼瑠亜は?」




「今…来る…。」






「こんにちは。校長室は何処かしら?」





「あ、鬼瑠亜!!」




「柴依瑠…おばさん!?!?!?」




「こんにちは、さて…事情は聞いたわ。」





「今…僕らの親も来ます…。」





「そう…じゃ…挨拶が先ね。」




「母さん…何すんの?」




「任せなさい、みんなこれからもルカの事頼むわね?この子わがままだと思うけど(笑)」





「そ…そんな。柴依瑠はすごいんですよ?」



「沙羅…。」




「ふふ、あ…きたみたいね…。」








みんなの両親が顔合わせをした。