教室に戻ると颯太が走ってきた。






「ルカー!!酷いよ~!!」




………え?何かしたっけ…?





「何?」






「俺もチケ買う!!忘れたの?俺も行きたいって言ってたじゃん!!」






目をウルウルさせながら話す颯太…。







すっかり忘れてた。







「あ、ごめん。あと1枚あるから。」





「ホントか!?!?!?キラキラ」




……コイツ喜怒哀楽激しいな。







「うん。はいこれ。」




「おー!!ありがとう☆」





喜んでる颯太を見て私も何故か笑顔になってしまう。








「あ!!ルカが笑った!!」




「は?そりゃ人間だもん笑うだろ?」






「俺見たことないけど……」






「そうか?」





「ルカは笑ってる方が可愛いよ☆ニコ」








そう言い私の頭をクシャクシャにする。






「ばっ…/////ばか、はずいだろーが!!////」





「ルカ顔真っ赤!!熱あるの?」





今度は私の額に手を当ててきた……。







な、なんなの?






凄い心臓バクバクする……。








「ないない!!////大丈夫だから、」





「そう?ならイイんだけど☆」




「席に座りなよ…予鈴鳴った。」




「おう!!ニコ」








ドクン……








また心臓が飛び跳ねた。