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歓声と共にライブが始まった。
先輩のバンドが出ている最中、私はMCの内容や歌詞の確認をしている。
緊張は勿論だけど…観客の多さに不安も募る。
「柴依瑠、オマエなら大丈夫だ。みんなで作り上げてきたこのバンドをここに来た人みんなに見てもらおう。」
鬼瑠亜の言葉に私だけじゃなくみんなが頷く。
「うん、私たちの夢の第1歩だもんね。ヴォーカルなんだからしっかりしなくちゃね。」
「僕も頑張る!!みんなでイイものにしよう☆」
美咲の言葉にみんなで手を重ねる…
そしてあっという間に私たちの番。
気合と共にメンバーが次々出て行く………