ﾗｲﾌﾞ当日……







「実際ｽﾃｰｼﾞに立つと広さがわかるな。」





ﾘﾊｰｻﾙ…鬼瑠亜が言葉を漏らす。






「私今から緊張してきた。」





「僕もだよ…、」





沙羅と私は顔を見合わせ笑う。





「僕は楽しみ☆」




「ｲｲから、早くやろうぜ？時間が惜しい!!」




「夢もあれで緊張してるんだね(笑)」



「沙羅、聞こえるよ(笑)」





「さ、夢の言う通りだ。ﾘﾊｰｻﾙはじめよう。」

















曲の入りの調整などを最終確認しながら行う。











楽屋に戻ると先輩達もﾘﾊｰｻﾙに向かった。









「何人くらい来るんだろうね。」





「俺がﾁｹ渡しただけで軽く100人は越えてた…。」





「まじ？僕も結構渡したと思うな…ｻｲﾄﾊﾟﾝｸするかと思ったし(笑)」




「そんなに？」





鬼瑠亜と美咲の話に私は固まる。






「柴依瑠、ファイト!!夢のために頑張ろう!!」




「沙羅……。うん、ｲｲﾗｲﾌﾞにしようね☆」












本番前、ﾗｲﾌﾞに備えて色々と確認して落ち着かない私をﾒﾝﾊﾞｰはやれやれと笑っている。