「ルカ、先輩が呼んでるよ?」






「あ…、今行きます!!」






朝、早めに学校に着いた私と菜月、教室にもまだ数人しか居ない…。






私は菜月を目の前に作詞中だった。








最近よく先輩が来ては、色々打ち合わせだった。







ホントは鬼瑠亜の担当なんだけど、鬼瑠亜はファンにチケを配ったりで暇がないらしい。













「おはよう、実は…1つバンドが出れなくなって、みんなの持ち時間が延びるんだけど…イイかな?」







「はい…それは大丈夫だと思います。」







「そっか…良かった。あと…今回のこのライブはみんなに意味のあるものになると思う。」







「…?どういう意味でですか?」






「音楽関係の会社の人が見に来ることになってるんだ。だから、広い会場にしたし、実力のあるバンドだけを集めたんだ…。俺らが決めて偉そうだけどさ(苦笑)」






「そ…、そんな事ないです!!選んでもらえてよかったです。」







「じゃ、あとは当日まで変わらないと思うから…宜しくね☆」





「はい。こちらこそ…イイライブにしましょう。」














………なんか相当凄いことになってる気がする。












鬼瑠亜たちに報告しなきゃ。