「はぁ、残念だったね…。」




「でも良かったんじゃない?…解散したらこっち来るって聡が。」





「そう…私疲れちゃった。」






「ウチも。真剣になりすぎちゃったね(笑)」









決勝は…惜しくも1点差で負けた。







悔し涙を流してる3年生を見た私ももらい泣きしそうだった。








悔しさに顔を歪ませお互いに声を掛け合い泣いていた。













なんか、こういうものイイな…って思った。















「ルカ…。」






声をかけてきたのは颯太。







泣いたのか目が赤かった。








「残念だったね、…。」





「うん……あの、…見舞いにいけなくてゴメンね…。」





「イイの、別に。」










「はいはい、お2人さん!!俺達がいること忘れないでもらえるかな?」






「ウチらは邪魔だって!!聡も空気読め!!…颯太君、ルカを頼むね☆ウチはコイツら連れて帰るから!!」






"ほら、行くよ"と菜月が2人を連れて帰る。






聡も和真もしぶしぶ帰って行った。