SUN FLOWER

「思ったよりめちゃくちゃ早く着いたね、これならまだ準決勝だよ!!」





「そうかもね!!人の少ないとこで見たい……。」






私がそう言うと…





「わかってるって☆遠くで見てればイイじゃん。」














そして…私たちは会場に入った…。














試合開始の合図と共に、私たちは席に座った…。








「あ!!あれ聡じゃない!?!?」





「あ、ホントだ…和真も颯太もいるね。準決勝に進んだんだ…良かった。」






ほっとする私を見て菜月は微笑む…が、突然ありえない行動に出た。







「こらー!!聡!!せっかくウチとルカが応援に来てやったんだから、負けんなよー!!!!!!!!!!!!!!!」









観客が一斉にこっちを見る…同時に選手もこっちを見てみんな笑う…恥ずかしい…。








「ちょ、ちょっと!!菜月!!何してんの!!(汗)」




「何ってルカの変わりに渇入れてやったんじゃん☆」





「……みんな見てるよ…!!」







その時…颯太と目が合った…。








颯太は私を見つけてまぶしい笑顔を見せる…。








懐かしい…あの笑顔。









「勝てるとイイね…。」





「勝たなきゃ、後で締上げるんだから☆(笑)」






「やめなって…(苦笑)」