SUN FLOWER

大会も近づいて来た今日は、診察。






リハビリも少しで済んだし、良ければ退院許可がおりる。









「…イイでしょう。退院は9月24日にします。」





「え?…あと2日もあるじゃん!!」




「君…目が覚めたのだって最近じゃないか…念の為です。」





「何時!?!?」





「午前には…そうですね、10時にしましょう。」






「遅い…。」







「全く…ワガママな娘さんだね、君は。でもこれは譲れません。」
















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何だよ、間に合わないじゃん。









午後には終わるのに…










菜月と相談だ!!










「菜月~どうしよう。」








私は今医者に言われたことを菜月に話す。








「どうしようって言ったって…颯太君たちが頑張って、決勝まで勝ち残っててくれる事を祈るしかないじゃん。」







「そうだけど…うちの高校そんなに強くないんでしょ?」






「……らしいね、でも…颯太君は優勝する気でいるみたいよ?」






「知ってるけど…夢みたいなもんじゃん。」







ふてくされる私を菜月が説得し、メンバーは笑っている。









「オマエ、自分だって夢追いかけてるじゃねーかよ。」





「それは…そうだけど…。……もー!!夢は黙ってて。」






「アハハ(笑)僕らじゃダメだって、逆撫でするだけだよ。」





美咲が笑いながら言う。