SUN FLOWER

「ルカー!!!!!!!」




菜月が私に飛び込んできた。





「菜月~!!痛いよー…。」




「ゴメン、でもホント良かった…。」





「菜月ちゃん、ホントに心配してたんだよ?」



沙羅が言う。



「ゴメンね…。」





「もうイイよ、ちゃんとウチの元に帰って来たし!!」







笑い合う2人を見て皆も笑う。






「あ…これ菜月でしょ?」





ラジカセを指さし言う。






「うん、何も思いつかなくて…。」





「ありがとう…この曲が眠ってる間に聞こえてきた。」






「僕の声も聞こえた?(笑)」





「美咲の声はいつも聞こえない、って言うか聞こえないように努力してる(笑)」







「酷い!!僕今回の件色々頑張ったのに!!」






「それはまた別でしょ、でも…ありがとう、私の為に。」






「ふふ(笑)どういたしまして☆」





「みんなもありがとうね…今更だけどちょっと恥ずかしい…(苦笑)」






『アハハ(笑)』









病室にみんなの笑い声が響く。