SUN FLOWER

その日のスタジオでの練習…。








最初にみんなが音合わせをして、私は歌詞を確認していた。






美咲と2人で作った曲…








楽しい片思いの曲…美咲の音源が可愛らしくて、それに合わせたその時の私の気持ちでもあったのかもしれない。





















「さ、柴依瑠…歌ってみて。」





「うん!!」









意気込みとは裏腹に…最悪な事態がまた私を襲う。








出だし好調と思われていたけど…突然歌えなくなった…。









"君の笑顔を見るたびに元気付けられて、君の瞳に吸い込まれる。"





"君と話す会話がとても愛おしくて…君に恋してる私の心は…"






"ずっと一緒に居れるそんな気がして…想いを告げる"





"君が手を広げて待っていてくれる気がして"














「…ゴメン…。もう1回初めからお願い、」






「……わかった…。」










初めから歌いなおす私…切ない曲じゃないのに切なくなっていく…。









なんとか歌いきっても…最悪。








練習はそれで終わった…。












「柴依瑠…ライブ、断ろうか。」





「え!?待って!!そんなの嫌だ!!私なら大丈夫だから。」






「…僕もそう思ってた、今回は辞退しよう?」





「美咲、何言ってんの?私は歌う!!」





「瑠叶!!!!!!!」






………!!!!!!!!!







鬼瑠亜の声にみんな黙ってしまった。










「だって……。」






「だってじゃない。ワガママ言うな、オマエの事心配して美咲も言ったんだ。」






「…ワガママじゃない、ホントに大丈夫だって!!」





「今回のワガママは聞けない。強がってる柴依瑠は好きじゃない。」






「……っ!!」









私はスタジオを飛び出した。