少し歩くとまた美咲君が声を上げる…。










最悪な事態は続くものだ…。










「鬼瑠亜…柴依瑠に夢まで…。どうして…。」





「美咲、とりあえず…」




「わかってる、クソ!!!!」






ルカたちがこっちに向かってきた…。







ウチも気が気じゃなくて…ハラハラしていた…。







そして美咲君が鬼瑠亜君を呼び何か話している…間違いなく…颯太君の事だ。








ルカに話しかけられてもウチは上の空…鬼瑠亜君が顔色を変えた…そして…ルカを連れ行ってしまった…。












ウチは不安に駆られ…泣き出してしまった…。






「ゴメンね…菜月ちゃん…でも、鬼瑠亜は柴依瑠が祭りを楽しみにしていたのも知っていたから…。あとは、鬼瑠亜に任せよう?あいつも今はあんなに怒ってるけど…バカじゃないんだ。」






「菜月ちゃん?…行こう?…。」






「うん……。」







泣くウチを慰めるように2人と歩いた…。





ルカと鬼瑠亜君を心配してるのは…ウチだけじゃない。







美咲君も沙羅君も不安げな顔をしている。









家まで送ってもらい…その日は眠った…。