花火が上がる中、またルカの話になった。





ウチも聞いておきたいとこだった。





「柴依瑠の事だけど…アイツ強がりだから我慢も日々してるし、僕たちになじむまでカナリ時間もかかったんだ。」





「うん…ウチと仲良くなるときもそうだった。けど…」





続けようとするウチの言葉を遮り沙羅君が話す。







「親と色々あったからね。僕ら…2回ほどその現場い居合せたこともあったんだ。今やっと仲良くなったけど…昔は大変だったから。」







「僕らそれがきっかけで…ちゃんとしなきゃって。ワガママだってホントは言いたいし、親に甘えたい年頃に親はいないし…口にはしないけど、寂しかったと思うよ?」






「美咲君…。鬼瑠亜君は人一倍ルカの事気にしてたからね…。」