祭り当日、ウチは美咲君と沙羅君が迎えに来るのを心待ちにしていた。






最初は返事が来るのが怖くて不安だったけど、一緒に行けることになってよかった。







ちゃんとルカにも報告しなきゃ。







窓の外を見るとルカが浴衣を着て家を出て行ったとこだった。







今日、ライブがあるって言ってたもんな…美咲君たちは良かったのかな?







楽しそうなライブだったのに…。
















ピンポーン









あ、着た…







「行って来ます!!」








「こんばんわ、菜月ちゃん。」




「こんばんわ、沙羅君。あれ?美咲君は?」





"そこ"っと指を指しジェスチャーする沙羅君。






何やら喧嘩?をしてるみたいだった。






「今柴依瑠から連絡が来てさ…」




「そうなんだ?」







あ…終わったみたい。






「こんばんわ、柴依瑠に菜月ちゃんを宜しくって言われたよ(笑)」




「もう、ウチ子供みたいじゃん(照)」



「アハハ(笑)行こうか。」









祭りに向かい歩き始めたうちら。