なんだかんだ、鬼瑠亜も夢もちゃんと祭りに行きたい私の気持ちを考えてくれていた。






さすがだな、って思った。







祭りに行くと……早速菜月たちを発見…。






「やっぱ、こうなる運命なのかね?」






「かもな(苦笑)」





「めんどくせー。」







そう話していると美咲が私たちに気が付いたみたいで近づいてくる。









けど…何かが違う…?








「何で、居るんだよ!!鬼瑠亜、ちょっと!!」




「は?俺?」





美咲が鬼瑠亜を連れなにやら話している。







菜月もなんか変…。









「何かあったの?」





私が菜月に話しかける…。




「え!?いや、別に!!ライブはどうしたの?」





「ライブなら大成功で終わったよ?」





いつもなら真っ先にこの浴衣とか…ネイルを褒めてくれるのに…変なの。







「良かった…僕、何か買ってこようか?」




「自分で行くよ、沙羅は美咲と菜月と楽しんでよ☆」





「い…いや、…」





「ぁあ?何かオマエ変だぞ?」





夢が沙羅に言う…。





私の勘違いじゃないんだ。






「い…いつもと同じじゃないか、アハハ…(汗)」






「柴依瑠、行くぞ」




「ちょ、鬼瑠亜!?僕の今の話し聞いてた!?」




「…?美咲、どうかしたの?」




「いや。イイ…鬼瑠亜達と楽しんで?(苦笑)」





美咲までどうしたんだろう…。




あ、そうだ!!




「菜月、美咲たちとの事後で教えてね☆楽しんで!!」





私は菜月にこそっと言う。





「あ…ありがとう。……ウチ、応援してるから。だから負けないで?」





…?なんの事だろう?





「…バンドの事?わかった。私も美咲とのこと応援してるから☆こういう応援は好きかもしれない(笑)」