俺様君の彼女ちゃんっ!

優奈を図書室から連れ出してきたのは空き教室。




月になんかいか掃除されてるためそんなに散らかってはいない。




「…ちょ、ちょっと一樹!?」




優奈のその言葉で俺の脚は止まった。




大丈夫、優奈のいいたいことはわかってる。



どうしてここにつれてきたのか。




「ねぇ、なんでここにつれてきたの?」




ほら、やっぱり。




でも、俺がしたいのはその質問に答えることじゃない。




「ごめん、俺なにも知らなかったお前のこと」




「ちょっと…私の質問に……ってえ?」




俺の言葉を理解した優奈は突然の謝罪に戸惑う。




フッ…かわいいな。





「ごめん、泣かせるつもりはなかった」




正直な俺の言葉に今度はまっすぐ俺を見た。




「ううん…悪いのは私の弱さだから気にしないで」



そしてそう口にした。



優奈はちゃんと笑っている。




なのに少しだけ違和感を感じたのは気のせいだろうか?




「それよりさ…なんでさっき怒ってたの?」




優奈の質問に今度は俺が戸惑う。




いうべきか。



それとも言わないべきか。



…でも泣かせたのは俺だしな。



悩んだ末に選んだのは言う。



って手段。




「それは…お前の朝の態度が気に食わなかったから」




「え?」




「お前朝に会ったとき勝手に言い残してどっか消えただろ」





俺がそういうと少し考えてあー、あれね。



とつぶやいた。



朝にかってに怒り出して消えるとかないだろ。



逆に俺が怒ったわ。



そう心でつぶやきながら話す。




「で?なんで怒った?俺、なんかしたか?」




「え?…あっ…そ、それはね?…私の心の状態が…」




「なんで怒った?」



ごまかそうとした優奈に少し強めに言った。



「えっと…言わなきゃダメ?」




「俺に隠しごととはいい度胸じゃん?」




「うっ……」



ニヤっと笑ってそういうと優奈は少し考え始めた。