俺様君の彼女ちゃんっ!

でも、さっきまで黙っていた俺がしゃべったことに周りが一番驚いていた。




「コイツさ心を許したやつじゃないとさ過呼吸になって倒れるんだよ」




「ちょっと!タカヤ!」




そういったタカに優奈は顔を真っ赤にしてとめる。



それをいいからといってタカはまた口を開いた。




「それでさ俺みたいに仲のいいやつに言われると泣きだすんだぜ?」




「タカヤのバカ…」




やめてといったのに話だすタカに優奈は口を膨らませ怒る。




…かわいいな。




っておい、おい。今はそんなこと言ってる場合じゃねぇだろ俺。




「だから逆に最近知り合った奴で泣きだしたのの方がビックリ…たぶん初めてだと思う。こんなに早く心を許す奴なんて」




タカがそんな話をするなか。



俺の視界にはタカの言葉で顔を真っ赤にする優奈のすがたしか入ってなかった。




心を許す…か。



お世辞でもウソでもその言葉に俺の胸は高鳴るばかり。




「な、なら抱きついたのはなんでだ?」



やっと言葉を出したのは隼人。




たぶん展開の速さに今頭がついてきたんだろう。




「あっそれはさ…身内以外の奴にあんなこと言われたら過呼吸になると思って。間に合えば抱きしめればなおるんだよ」



単純だよな~と笑うタカにここにいた優奈以外の全員がはぁと息をついた。




「なんだ~ビックリしたし!」



「ね~!私もだよ!」




「まさかの恋人だとか思った」




「うん、うん」




「…まさかタカに従兄妹がいるとはな」




さすがの仁でさえもそうつぶやく。




「「「…え?」」」




みんながつぶやいたあと俺は俺でも想像できないような行動にうつった。




「え……?」



優奈とあいつらが驚く声を聞き流し俺は旧校舎を歩く。




右手に優奈をつれて。