俺様君の彼女ちゃんっ!

それでもやっぱり無視。



…やばい、ダメだ。




湧き上がる感情を抑えてニッコリ微笑んだ。




「無視ですか?」




「しつけぇよ」




その言葉に私の中の何かが切れた。




『しつこい』



その言葉は私の前では禁句に近い存在の言葉。




そんな私たちをみたみんなが。




「優奈、ダメダメ!…今、一樹機嫌悪いからさぁ」




「そうだよ、話しかけないほうがいいよ?」




隼人とマサがそういってくれたけど今の私には通用しない。




そのとき図書室のドアがそれまでの歴史を感じさせるような音をだして開いた。




「お~タカ!着たのか!」



そう声を上げるのは隼人。



その声に答えるように。



「…あぁ…って、ユウ?」



タカ。



そう呼ばれる人の声にみんなの視線が私に集まる。



…ようなきがする。




俯いた私からは見えないけどそんな感じはする。




「…どうしたの?ユウ」



俯いてる私に優しくタカが話しかける。




「…あ~、一樹が機嫌悪くてさ」



その言葉にタカが目を見開く。




「ま、まさかいつもみたいに無視したの!?」




「あぁ…そうだけど」



驚きの声をあげるタカにマサが戸惑いながら答える。



「他になんか言われてたか?」



身を乗り出していくタカにみんなは不思議そう見る。



「あぁ…優奈がなんかいも質問したらしつけぇって言ったけど」



『しつこい』その言葉を聞いた瞬間にタカの体は動く。



「え……」



誰かのその声が聞こえた瞬間私の体が包まれた。




たぶんみんなは次々と起こる出来事に驚いていると思う。



わけがわからないと思う。



だって、今。



私はタカに抱きしめられている状態だから。