俺様君の彼女ちゃんっ!

「メンバーはもちろん四天王なんだけどね四天王ってやっぱりモテるわけじゃん?」




「うん…」




「まぁそうだけど…」



リナの質問に戸惑いながら答える私たち。



…結局どうなるんだろう?



リナのことだから…何を言い出すかわからないし…。



でも確実にいい方向には進んでないよね…。



「だから逃げられないような状況をつくろうと思って……うんもうそろそろだよ」



ニッコリ笑うリナが一瞬悪魔に見えたのは…気のせいだろうか?




…それに、もうそろそろって?




「「「きゃぁぁぁぁぁぁぁ!!」」」



そのとき廊下から女の子の声が響き渡った。



この学校に入学して2ヶ月。




だいぶ学校生活にも慣れてきた。



…だからこの声の意味だってわかる。



この女の子も声の意味は……。



四天王が近くにいるってこと。



声が大きいってことはすぐそばにいるってこと。



いい方向に進んでないのは本当だったけど…たぶん想像以上に悪い方向に進んでる。




「失礼しま~す」



教室にその声が響き渡って頬を染める女の子が増えた。



声にならない声をだしてクラス中の女の子のみなさんは教室のドアに釘付け。




「三上さんいます?」



この声の主は近藤将史。



四天王で三上里奈の彼氏でもある。




「はい…なんか用ですか?」



返事をしたのはリナ……。



なんで付き合ってるのにこんなによそよそしいかというとそれにはちょっと事情がある。



「先生が呼んでるよ?なんかレポートだとか…あっ、それと島崎さんと鈴川もね?」



島崎はもちろん私。



そして鈴川はハルのこと。




「はい、わかりました…今行きますね?」



余所行き仕様のリナはまるでどこかのアルバイトの営業スマイルのように笑ってそう告げた。



けど他の人に聞こえないくらいのボリュームで。




「ほら、旧校舎…行くよね?」




そういった。



…悪魔だ。



いや、いや悪魔を通りすぎて…魔女だ。




これは行くしかない。




結局リナの作戦にはまってしまい私たちは旧校舎に行くことになった。



なるべく人に見つからないように渡り廊下をあるき旧校舎にでる扉に向かう。



ここら辺までくれば人は少ないんだよね……。



「他の奴らはさきに旧校舎にいるから」



それだけ言ってマサは旧校舎に続く扉を開けた。



マサとリナが付き合ってるということは極一部の人しか知らない。



その理由はマサが四天王だから。



四天王であるマサに彼女がいるとわかるとリナがマサのファンにいじめられてしまう。