俺様君の彼女ちゃんっ!

「でもなんでおもしろいからって思ったの?」




やっとわかったことに満足している優奈にそう問いただした。




するとまたキョトンとしたあとニコッと笑っていった。




「だってさっき、名前教えてくれたときの笑顔は偽者でしょう?…けど私におもしろいって言ったときの笑顔は本物」




予想外の答えにことばを失った。




「それにさっきの本物の笑顔と昨日笑いをこらえてた…って笑ってたけどその笑顔が一緒だったから」





昨日会ったばかりで、今日はじめて話して。




それなのに、俺の笑顔を見て偽者と本物といった。




確かにいつも女に振りまく笑顔は偽者。




けど…さっき笑ったときの笑顔は自分でも気づかなかったけど…無意識に笑ってた。





「それに…一樹は偽者の笑顔じゃなくて本物のほうが似合ってるよ」




「…フッ…やっぱり優奈…おもしろいのな」




初めて話す奴にここまで言える奴はなかなかいない。



優奈だから…いえることかもな…。




「やっぱりそっちのほうがいいよ。私、本物の笑顔の一樹のほうが好きだなぁ…」




媚びない笑顔で笑う俺にまた優奈は予想外の言葉を言った。




「…は?」




「…え?」




自分の言った言葉の意味に気がついたのか見る見るうちに真っ赤になっていく優奈の顔。




「あっ…違くて…偽者よりは…ほ、本物のほうがいいよって…い、意味で…その…えっと…」




思いっきり同様して一生懸命説明してる優奈がなんだか愛しく感じた。




自分で言ったのに真っ赤になって…本当に純粋なんだと思った。




そう認識するとまた笑えて来た。




「えっ…なんで笑うんですか!」




おもしろくて笑う俺に今度は頬を膨らませて怒った優奈。




「ごめん、ごめん!一生懸命説明する優奈がかわいくてさ…」




本当のことを言って謝る俺に優奈はうつむいてしまった。




…最初は照れてるのだと思ったけど少ししても顔を上げない優奈。




「一樹っていつもそうなの?」




「え?」




突然の言葉に意味がわかんらない俺は優奈に聞き返した。