救急車乗ってる時
私の名前出てない声で
必死に呼んでくれた

俺‥‥またお前裏切った
幸せに出来ひんって必死に言った
涙こぼれた
心配させんようにこらえた涙
溢れて流れた

私は拓に言った
"もぅ幸せやで"って

拓の手握ってた
冷たくて硬い拓の手
いつもは暖かい拓の手

血だらけになった拓の身体