いいんちょーとバカ男 【短】

「うそでしょーーーー!?」






「ほんとほんと。
だって俺いいんちょーが
かしこい方がすきって言ったから
俺めっちゃ勉強したんだよ?
数学とか古文とか。」






マジかよ...
知らなかったよ。
喋ってもないし、
目も合わせなかったからなぁ...。






「そうだったんですか...」





「うん。
で?どうする?
付き合っちゃう?」





正直付き合いたいし、
抱き合ったりとかしたいけど...
そんなの言えるわけないしなぁ...






「ど...どっちでもいいですよ?
私は別に。」





「...んじゃやめとこっか!」





「え...」




はっ∑
思わず口に出してしまった...
ま、聞こえてないか。





「何で”え”なの?」




中澤君は私に、
急に顔を近づけて耳元で囁く。








「は、はい?
んな事誰も言ってませんよ?
空耳じゃないですか?」





...ゴクリ


唾を飲み込む。
気付かれませんように...





「ふぅん?
じゃあこれで特別授業はお開きかな?
これからはもう喋りかけないでね?
もう関係ないんだから。」