ねぇ。




「お前の大事な初めて俺が食っていいわけねだろ」
「・・・蓮がいい」



は???
俺の思考がしばらく停止する
いくら心開いててもだめでしょ。
こんなとこまで天然?
もうこれは兵器。男を殺すためのね




「優歌?あのな...」
「わかってるよ。あたし子供じゃないよ?
 ちゃんと意味わかってる。同情でもないし
 蓮を信用してるってだけじゃないよ」



「わかった。いいよ。でも今度」



「今度で済まそうとしてる?」




今にも泣きそうないつもより大人な顔した優歌。
俺だって今すぐ抱きたいし優歌を愛してる。
優歌は俺を愛してるわけじゃねぇけど
でもやっぱだいじな女はちゃんとした場所で
最高に甘く抱いてやりたい。




優歌ならなおさら。
愛をちゃんと伝えてやりたい。
セックスは汚い欲望だけではないこと・・・





「そんなわけねーだろ。ありがたく
 抱かせてもらうよ。
 でも俺の家で周りなんて一切気にせず
 最高に抱きたいから。
 こんなとこじゃだかねー」





「蓮・・・ありがと」


















優歌☆side




蓮のあったかさに涙が出そう
なんでこんなこと言っちゃたのか自分でも
よくわかんないけど・・・




ほんとは怖い
いくら蓮って言っても男は男で
することはあいつらと同じなわけで



痛いんだろうな、とか考える





「心肺すんな。ぜってー後悔させないから」