蓮★side


俺は足がつかない桃を
支えてるんだけど

バスタオル一枚だし
俺はほぼ裸であいつらは
露天風呂なんかいっちまうし
桃はなんか照れながら
肩に顔うずめてきて


とりあえずパニック。
俺の息子が………

でも絶対に優歌にそんなこと
したらだめだ。
傷つけるわけにはいかないから
気づかれるわけにもいかない。


近づいてもだめだけど
お湯からでたら一発だ。
どーしよ。考えろ俺……。




「ひゃっ」
「えっ?ごめ」
「違うの、くすぐったくて……」

優歌もしかして、背中弱い?
にやけそうになりながらも
一応てをどけてやる。


肩に残る大きなあざが目にはいって
優歌を優しくだきしめた。