「しずちゃんっ!!」
「あら、優歌。おひさしぶり」

相変わらずきれい……
しずちゃんは静香って名前で
桃のお母さん。


友達でもぜんっぜん通用
するけどね。


「零音たん!」
「久しぶりっす」
「蓮も……ちょっと痩せた?」
「そー?」



蓮のかおが少しひきつった。
「桃ぉ……」
桃の部屋に入ったとたん
零音は甘えん坊もーど。



ちょっと見辛いしきまずい……
てゆっても桃達のは見慣れてる。


「零音、だめだめ。」
「なん………あぁ、うん。」

「え、ちょ気使わないでよ?
 こっちが泊まってるんだし」
「そうそう。」



あたしと蓮が言ったら
桃は微笑んで零音はにやついた。

零音きもちわる……。
なんて心の中でいったのは内緒。



「んん……」
二人がちゅーするのなんて
いつものことだ。

嫌な気持ちにはならない。
怖くもない。ただ………
直視できないだけ。