「今日も一日お疲れさまでした
 夕食は何時にいたしましょう?」

「あ、7時で。」

「かしこまりました。
 本日のお風呂はバラでございます
 それでは7時に………」


はぁ………


え?彰さんのため息??


「この話し方だりぃ。
 7時に迎えに来るから」

「え」


…………ん??なーに?
今の状況が理解できない。
話し方が。だりぃ?


なんで執事なったんだよ!!!


なんて言えるわけもなく
ただ彰さんをみつめる。



「まじでかわいーよね。」
近づいてくる………ゃ、だ
どーしよ………



「優しい歌、いい名前」
そっと頬にてが触れた


「やあっ!!!!!!!!!」
「っ!!」


大きくのけ反って顔を背ける。
驚いてる彰さん


そりゃそうなるよね、どうしよ

でもどうしたって蓮や零音以外の
男は怖い


「男がむり?俺がむり?
 それともほかの理由?」

「ぁ………ご、めんなさ」

「軽々しく触った俺が悪い
 だいたいなんで姫が敬語?
 年も近いし気楽にすごそーぜ」



執事としては失礼だし
あり得ないやろーだけど……

ひととしてどこか暖かい。

だから嫌いになれなかったの。
「うん……」って。
気づけばうなずいてた。