「綺麗すぎて声かけづらいって男子が」

「あたし綺麗なんかじゃないし」

「女の子は素直が一番。ほら笑って?」




あたしの頬が少し熱をもった。
「えへっ」
照れ隠しの意味も込めて、笑った











「おはよ、ゆう」

あたしをそう呼ぶのは一人しかいない。

「蓮っ!」
「入り口で何してんの?」




「ねぇ蓮?龍がいるの知ってた?」
「去年転校してきてただろ?サッカー部だぞ?」


去年!?いつー?
サッカー部!?
試合でてたっけ?



「ほえぇっ?!」
「ほんとばか。」



ばちんっ、と音が響いて
あたしのおでこに激痛