yu-ka☆side


車の振動にあわせて
ずきずきと体がいたむ。


「優歌、優歌………」
蓮が確かめるようにあたしの
名前を何度もよぶ。


さっきからおなかがいたい。
殴られたから?蹴られたから?
そういえばまだ自分の体を
みていない。



「俺の知り合いだから、
 だいじょぶだよ」

前はこわくて病院に
いけなかったあたし。
それをおもってきっと
頼んでくれたんだね。