二人で遅めの朝御飯をたべて
ソファでくつろぐ。


優歌の携帯に桃から着信。
「もしもしっ」
無理して明るい声をだす
優歌の頭を優しく撫でる。


「蓮、桃と零音もきていー?」
「いいよ」



それから5分ぐらいして
優歌は電話をきった。



「はぁっ……」
大きなため息をひとつついて
優歌は笑う。



「むりすんなよ」
これが俺にいえる最大の言葉。




俺は優歌を泣かせないって、
3年前あいつに言った。

でも今。優歌はないてる。

まだ俺は、優歌に気持ちを
伝えられずにいる。


あいつは多分怒ってるだろうな。