「何てかっこしてんだよ」

「着替え忘れちゃって…えへへ」

タンスをごそごそ探るゆうの背中。


見たくなかった、
消えたと信じたかった、


深い深い傷跡。





桃はぱっと目をそらした。






「あ、ごめん。ちょっとまってね?」


はだかにバスタオルのまま
しゃがんでパンツをはこうとする。


「ぅゎ、ちょ」


慌てて目をそらす零音と俺。
ほんと、無防備って言うか
ばかっていうか………





まぁこんなのにも慣れっこなのが俺達



他の男の前でこんなことされたら
たまんねーけどな。




確実襲われる。