それからの記憶はあまりない。


とりあえず優歌を起こして……
何度も『大丈夫』って言い聞かせた。

あの頃のように。




それからしばらくして、
落ち着いたゆうにシャワーを
浴びてくるように言った。




ゆうのベットの端に座り
息を整える。



また、あの夢を見てたのか?

最近また見るようになったのか…
隠してただけでずっと見てたのか。





「優歌ーおは…………よ?」


桃と零音もきた。


「優歌は?」
「シャワー」
「……なんかあった?」



「ゆう…………」



今あったことを話そうとした瞬間
ゆうが帰ってきた。