ねぇ。




「こんなにベット大きいし一緒に寝よーよ。よく一緒に寝てたじゃん」
「いつの話だよ」


蓮は呆れた顔であたしをみる

「ん?」
首をかしげたら蓮はため息をついた



「なんか頼むか」
蓮の手にはルームサービスのメニュー。
「たべるー!」
「頼むかって聞いてんだよばーか」




大きな手であたしの頭を優しく叩いた。






「フォアグラおいしいね!」
「さすがお前のお母さんが厳選した
 食材だなぁ」
「キャビアもおいしいよ?
 はい、あーんしてっ」




蓮の口にフォークを近づけたけど
「しねーよ!!」
って怒られた。




「れーーん!!入浴剤どれがいーい?」 「ゆうが選んでいーよ」
「ほんと!?じゃぁこれー」
「はじめから決まってたんだろ…」




旅行気分でルンルンのあたしに蓮はまた呆れた顔してた。