今はもう放課後だから私たちの教室の階には誰もいない。




と、思っていたのに私が自分の教室に入ったとき、他に誰かがいた。





え?誰…?



夕日に照らされていて顔がよく見えない。




でもあの席は確か……



そう思いながら自分の席に近付いた。







やっぱり…






そこにいたのは転校生の來くんだった――…。