「愛咲ー!帰ろー♪」



そう大きな声で言った華南の言葉に私は急いで帰る支度をすると、華南と一緒に玄関に向かった。





「愛咲今日予定あったりする?」



『なんで?』



いきなり聞いてきた華南に聞き返してしまった。




「買い物に行きたいんだけど、愛咲暇かなぁと思って。」




そういうことか…。




『ちょっと待って。
予定ないか見てみるから』



私はそう言って鞄の中に入っている携帯を探した。