「はぁ…」
俺は静かに溜め息を吐いた。
そのところへ俺の隣の席の女が戻ってきた。
何かこいつにも迷惑をかけている気がする。
別に俺が悪いわけではないと思うけど、あの女たちが毎回来ていたら隣の席の女も苦労するな。
俺はそんなことを思いながらチラッと隣の女を見た。
その瞬間、俺はその女から目が離せなかった。
一言で言うならすげぇ綺麗…
そこら辺にいるモデルよりも、この女のほうが何十倍も美人だと思う。
鬱陶しい香水の匂いもしないし、化粧だってほぼしていないのに近い。
なのに、ニキビ一つないキメ細かい肌に、自然な石鹸の匂いがする。

