みたいで、一人で黙々とシュートを放っていた。
自分だけが特別だと思ってた。
でもそれも違った。
頑張ってるのは、みんな一緒。
そのあとは杏と練習して、特に何事もなく眠った。

今日はいよいよセレクション。
何も言えないほどに緊張してるあたしを、杏と芦田は優しく扱ってくれた。
セレクションについては一切触れないで、場を和ませるようなことを次々と話してくれる。
多分本人たちは自覚してない。あたしにはその優しさが嬉しかった。
二人のおかげでだいぶ緊張もほぐれて、目指すは会場。
あたしと杏の、運命へ・・・。