「一輝が事務所に来るなんて久々じゃない?」


そう話かけてきたのは、俺の愛しい妻。

可愛くてしょうがない。


久々に紗智の所属する事務所で仕事をすることになった。

紗智がどんな様子で仕事をしてるか見れるから、実はけっこう前から楽しみにしてた。


「一輝!信号青だよ」


「あぁ、悪い」



紗智のことを考えてると、
他のことが何も考えられなくなる。