教卓に置いてある書類の束を両手で抱えて持ってみる。


腕がちぎれそうな位重い。


「ぅっ・・・おぁっ」


バランスを崩し、倒れそうになる。


「なぎさっ!?」


樹達の声が背後で聞こえる。


あぁあっ、倒れ・・・


ない?


背中にあったかい熱が伝わってくる。