「あ…、別に深い意味とか何もねぇよ？率直に感じたことを言っただけで…」
ただならぬ空気を察した陸都君は、あとから言葉をつけ加えたものの…蓮君は無言。
どうやら手遅れのようだ。
あまりしつこく誘われたことにイラッとしたのかな…蓮君。
でも、陸都君は不良仲間なんだから、そんなに怒ることないじゃん…。
好意で誘ってくれたんだし…。
そう思っていると、蓮君がジリッと陸都君に近付く。
ま、まさか…殴りあいのケンカ…！？
二人の動向をハラハラしながら見ていた時、私の携帯のバイブが震えた。
あ、あれ…？
誰だろう…。
バッグから携帯を取り出して画面を見てみると、お母さんからメールが来ていた。
