「私はナンシーです。しかもトレーシーは、私の母の名前ですよ。同種族なんですから、良い加減に覚えて下さいよ」
「いや、悪いね。君の髪型が、幼い頃のトレーシーと似てたもんだから」
二人の話を遮り、リタは神殿長に話しかける。
彼女の質問内容は、闇龍アルエスと魔道族の人々の関係についてだった。
神殿長は首を横に振り、口を開く。
「私が知ってるのは、火龍神バイルとその他の龍神様のことと、彼らの生前についての説だけだ。が、もしかすると、火龍神様が何か知ってるかもしれないと、思ってるところだよ」
そう言いながら、彼は三人を火龍神の祭壇まで案内する。
途中、フィブラス国の地下神殿のように暗い所もあった。
が、ナンシーの懐中電灯の光や神殿長の魔法による炎の助けもあって、無事に進むことができた。
だが神殿長は、自分が案内役を務めたにも関わらず、首を傾げる。
(おかしい。
なぜこの神殿は、所々暗くなっているのだろう。
私がほぼ一日中管理して、ゼネラ族長が中を調べて下さっているというのに。
火龍神バイル様の祭壇を荒らす奴が、潜んでいるというのか)
神殿長の脳裏は、神殿内の異状についての疑問でいっぱいになった。
彼が、大きな牙のすぐ下にある顎を撫でていると、ヨゼフが話しかけてきた。
「神殿長、早く祭壇への扉の鍵を開けて下さい。
僕達は今回、ナンシーにかけられてる呪いを、解きに来たのですから」
「すまないね。ちょっと、考え事をしてたもんだから」
そう言いながら神殿長は、鞄から鍵の束を取り出し、右端の鍵を扉の鍵穴に差し込む。
三人は扉を開け、祭壇にあたる部屋に入った。
中は薄暗く、光っているのは赤色の水晶玉だけだ。
早速三人は、水晶玉の近くまで足を運ぶ。
「ナンシー、その水晶玉に触れてごらん。きっと、火龍神様のご加護を受けられるはずだ」
「いや、悪いね。君の髪型が、幼い頃のトレーシーと似てたもんだから」
二人の話を遮り、リタは神殿長に話しかける。
彼女の質問内容は、闇龍アルエスと魔道族の人々の関係についてだった。
神殿長は首を横に振り、口を開く。
「私が知ってるのは、火龍神バイルとその他の龍神様のことと、彼らの生前についての説だけだ。が、もしかすると、火龍神様が何か知ってるかもしれないと、思ってるところだよ」
そう言いながら、彼は三人を火龍神の祭壇まで案内する。
途中、フィブラス国の地下神殿のように暗い所もあった。
が、ナンシーの懐中電灯の光や神殿長の魔法による炎の助けもあって、無事に進むことができた。
だが神殿長は、自分が案内役を務めたにも関わらず、首を傾げる。
(おかしい。
なぜこの神殿は、所々暗くなっているのだろう。
私がほぼ一日中管理して、ゼネラ族長が中を調べて下さっているというのに。
火龍神バイル様の祭壇を荒らす奴が、潜んでいるというのか)
神殿長の脳裏は、神殿内の異状についての疑問でいっぱいになった。
彼が、大きな牙のすぐ下にある顎を撫でていると、ヨゼフが話しかけてきた。
「神殿長、早く祭壇への扉の鍵を開けて下さい。
僕達は今回、ナンシーにかけられてる呪いを、解きに来たのですから」
「すまないね。ちょっと、考え事をしてたもんだから」
そう言いながら神殿長は、鞄から鍵の束を取り出し、右端の鍵を扉の鍵穴に差し込む。
三人は扉を開け、祭壇にあたる部屋に入った。
中は薄暗く、光っているのは赤色の水晶玉だけだ。
早速三人は、水晶玉の近くまで足を運ぶ。
「ナンシー、その水晶玉に触れてごらん。きっと、火龍神様のご加護を受けられるはずだ」

