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漆黒、と言っても過言ではないほど、暗くじめじめとした場所が続いている。
その場所は、牢屋の近くだった。
牢屋、といってもそこは、ただの囚人達がいる所ではない。
ここは、かつてキアによって呪いをかけられ、本来備え持っている魔力を失っていたリタ達が囚われていた、いわゆる≪奴隷部屋≫の出入り口付近である。
「本当に、こんな所にメアリーがいるの?」
すかさずナンシーが、訪ねた。
「『俺の考えが正しければ』と言ったはずだ。
まだこの辺りにメアリーがいるかどうかはわからないが、魔族か魔物の気配を感じる」
まるで何かに導かれているかのように、リゲリオンは言った。
それに対して、多少の疑問を持っていたが、ヨゼフは現時点では聞かないようにしていた。
(自分から頼んでおいて、その言い方はないだろう?
やっぱり腹が立つな、リゲリオンは)
リタは本音を口にしなかったが、内心では腸が煮えくりかえっている。
その時、四人は槍や棍棒を持った兵士達が、見回りに来ているのを見た。
『敵は凄く手強そうだよ。
どうする、リゲリオン?』
ヨゼフは小さな声で、リゲリオンに話を振る。
「決まってる。例え裏切り者だと言われても、俺はメアリーを助ける。
掟なんて、アルエスが親父の体を乗っ取って勝手に作り替えただけの、単なるまやかしだ」
そう言ってリゲリオンは、勢い良く兵士達に立ち向かっていく。
隠れていた三人は呆れて、彼の援護に入る。
(流石はレザンドニウムの稚だな。
だけど、その無鉄砲な所が、玉に傷だぜ)
そう思いながらヨゼフは、棍棒を持った兵士二人を相手に、槍一本で戦う。
「ブルー・ボール(水を取り巻く玉)!」
彼の水の魔力からできた玉は、兵士達の腹に命中した。
玉が割れ、中から大量の水が出た。
その水のせいで、兵士の鎧は錆びていく。
「この餓鬼、なかなかやるな」
「僕は餓鬼じゃなくて、水龍戦士だよ」
そう言ってヨゼフは、軽々と兵士達の同時攻撃を避け、槍で二人同時に足払いをする。
兵士達は転倒した。
漆黒、と言っても過言ではないほど、暗くじめじめとした場所が続いている。
その場所は、牢屋の近くだった。
牢屋、といってもそこは、ただの囚人達がいる所ではない。
ここは、かつてキアによって呪いをかけられ、本来備え持っている魔力を失っていたリタ達が囚われていた、いわゆる≪奴隷部屋≫の出入り口付近である。
「本当に、こんな所にメアリーがいるの?」
すかさずナンシーが、訪ねた。
「『俺の考えが正しければ』と言ったはずだ。
まだこの辺りにメアリーがいるかどうかはわからないが、魔族か魔物の気配を感じる」
まるで何かに導かれているかのように、リゲリオンは言った。
それに対して、多少の疑問を持っていたが、ヨゼフは現時点では聞かないようにしていた。
(自分から頼んでおいて、その言い方はないだろう?
やっぱり腹が立つな、リゲリオンは)
リタは本音を口にしなかったが、内心では腸が煮えくりかえっている。
その時、四人は槍や棍棒を持った兵士達が、見回りに来ているのを見た。
『敵は凄く手強そうだよ。
どうする、リゲリオン?』
ヨゼフは小さな声で、リゲリオンに話を振る。
「決まってる。例え裏切り者だと言われても、俺はメアリーを助ける。
掟なんて、アルエスが親父の体を乗っ取って勝手に作り替えただけの、単なるまやかしだ」
そう言ってリゲリオンは、勢い良く兵士達に立ち向かっていく。
隠れていた三人は呆れて、彼の援護に入る。
(流石はレザンドニウムの稚だな。
だけど、その無鉄砲な所が、玉に傷だぜ)
そう思いながらヨゼフは、棍棒を持った兵士二人を相手に、槍一本で戦う。
「ブルー・ボール(水を取り巻く玉)!」
彼の水の魔力からできた玉は、兵士達の腹に命中した。
玉が割れ、中から大量の水が出た。
その水のせいで、兵士の鎧は錆びていく。
「この餓鬼、なかなかやるな」
「僕は餓鬼じゃなくて、水龍戦士だよ」
そう言ってヨゼフは、軽々と兵士達の同時攻撃を避け、槍で二人同時に足払いをする。
兵士達は転倒した。

