ガルドラ龍神伝―闇龍編―

だが、二人がアイルを助けて間もなく、戦士達はキアの配下の魔道師達に見つかってしまい、包囲された。


それはまるで、彼女達が今日城に来ることを予め知っていたかのようだ。


リタ、ヨゼフ、ナンシー、ヒアはそれぞれの武器を構え、魔力を貯め始めた。


そして、四人は同時に、それぞれの属性の魔法を放つ。


「マハ・サンドーラ(砂の猛撃)!」


「アークシュ・ホルム(大放水)!」


「バイル・グオリテス(火龍神の怒り)!」


「ルナ・リーフィオス(葉龍女神の力)!」


四人の放った魔法は、配下達が着ていた鎧を貫き、一掃していった。


「凄い……」


「驚くなよ。


俺達には、これくらいの魔力しかないんだから」


ヒアが謙遜したが、六人にはまだ、彼が言っていることが信じられなかった。


安心するのも束の間、配下の魔道師達は次々と現れ、十人に襲いかかる。


(これじゃあ、キリがない!)


そう思ったリタは、手で合図して、他九人を上の階まで導く。