ガルドラ龍神伝―闇龍編―

リタ達も、すぐにその後を追う。


「痛ぇな。スーザンの爪は強力だ」


「あんたが、彼女の気に障ることを言ったんだろう?」


ペレデイスとヨゼフは、先程のことについてまだ言っていた。


出入り口から数メートル進んだ時、五人は妙に曲がりくねった道に遭遇した。


おまけに、その道はとても狭く、リタ達の行く手を阻んでいるかのように見える。


その道の先には、出入り口と似たようなデザインが施された扉がある。


だが、よく見るとそれは、強力な結界によって固く守られている。


「きっとついさっき、魔道族に張られたものね。


どうすれば良いの?」


ナンシーは、困った顔をしていた。


その時、向こう側からギシャア、という鳴き声のような音が聞こえた。


「気をつけて。何かいるわ」


ナンシーが、皆に注意した。


「相手がどんな魔物だったにしても、俺達は負けないさ」


「ペレデイスったら……。


あなたはどうして、そう、調子に乗った言い方をするの?」


ペレデイスの拍子抜けした陽気さに、ナンシーは呆れた。


五人は、それぞれの武器を構える。


「スーザン、君も戦うのか?」


「馬鹿にしないでくれる?


私はあなたが思ってるほど、柔な女じゃないわ」


その意気込み通り、スーザンは一見護身用のようにも見える二本の短剣で、蝙蝠のような魔物を一気に切り裂いていく。


スーザンの手によって、魔物達は全滅した。


彼女が戦う姿を見て、四人はただ呆気にとられるばかりだった。


「凄い……。


あなた、短剣の使い方を、どこで学んだの?」