ガルドラ龍神伝―闇龍編―

だが、新たな岩龍戦士になった以上、あたしはこの街や魔界全体を守らなくてはならない。


だけど、あたしにはリタ達を始めとして、これまで目覚めた五人の龍戦士達がついている。


だからこそ、この街に残って、残り四人の戦士達が覚醒するまでの間は、ここを守りたい。


リアスは岩龍女神の言葉を真摯に受け止めながら、そのようなことを考えていた。


「決意は固まったかい、リアス?」


ヨゼフは、半ばリアスをからかうように言った。


三人とも、真剣な眼差しで彼女を見ている。


それは、ようやく役目を実感したか、という意味ではなく、単にあたしが何を思っているのかということを悟る意味なのだ。


それを感じたリアスは、ようやく決意を固める。


「あたし、岩龍族のリアスは、これからもギルネスを守っていきます」


この答えを望んでいたのか、岩龍女神は落ち着いているようだった。


『ありがとう、リアス。


その心意気を、忘れないで下さい。


そして、いつまでも笑顔を絶やさずに過ごすのですよ』


最後に女神はそう言って、四人に語りかけるのをやめた。


「女神様とお話しできるなんて、普通はできないから、緊張しちゃった。


それと、凄く疲れた」


リアスは、痛む頭を押さえながら言った。


愉快げに笑いながら、四人はギルネスのルッカス族長の家に戻る。