(でも、ようやく気づいたの。
こんなのは、無意味だということに……。
お父様はきっと、ガルドラの支配など望んでないはず。
それならば、やるべきことはただ一つ。
リタ達のために、他の魔道師達の行動に歯止めをかけるの。
もうこれ以上、リゲリオンのような魔族を増やしたくない。
そう、こんなのは間違ってる。
力だけで、魔界を支配しようとすることだけは――)
メアリーの心の中では、龍魔族達を苦しめているキアに対する疑問、彼の陰謀に歯止めをかけたいという気持ちなどが交叉するのだった。
その時、妙な倒れ方をしていたアイル公子が、ゆっくりと起き上った。
「やあ。今お目覚めかい? 公子様」
リタは半ばからかうように言った。
公子は、リタ達の顔を交互に見る。
「あなた方は一体……。
それになぜ、魔道師の方が一緒にいるのですか?
本来、僕達龍魔族と魔道族は敵対中のはずですが」
「私はリタ。そして、こっちがナンシー。
君はメアリー――つまり、この魔道師に操られてたのさ。
ところで、質問があるんだけど……。私達は≪アイル≫っていう公子がこの神殿に来てるって聞いてここに来たんだけど、それは君のこと?」
リタの質問に対し、首を縦に振った。
「そうです。僕がアイルです。
父のルース大公の依頼で、この神殿の調査をしていたのですが……」
「『この部屋で氷龍神像の存在を突き止めたので戻ろうとした時、道に迷って出られなくなった』、でしょう?
大体の察しはつくわ」
「ナンシー! そんなことを言ったら、公子に失礼だろう?」
ナンシーの先程の言動を、リタは軽く注意した。
リタは、メアリーの方に向き直り、質問をした。
「メアリー、あなたは私達に、隠してることがあるんじゃないか?」
この質問には、メアリーは答えようかどうか迷っていた。
が、キアの現状を考え、彼女は話すことにした。
彼女は勇気を持って、リタ達に自分が思っていることを話し始めた。
こんなのは、無意味だということに……。
お父様はきっと、ガルドラの支配など望んでないはず。
それならば、やるべきことはただ一つ。
リタ達のために、他の魔道師達の行動に歯止めをかけるの。
もうこれ以上、リゲリオンのような魔族を増やしたくない。
そう、こんなのは間違ってる。
力だけで、魔界を支配しようとすることだけは――)
メアリーの心の中では、龍魔族達を苦しめているキアに対する疑問、彼の陰謀に歯止めをかけたいという気持ちなどが交叉するのだった。
その時、妙な倒れ方をしていたアイル公子が、ゆっくりと起き上った。
「やあ。今お目覚めかい? 公子様」
リタは半ばからかうように言った。
公子は、リタ達の顔を交互に見る。
「あなた方は一体……。
それになぜ、魔道師の方が一緒にいるのですか?
本来、僕達龍魔族と魔道族は敵対中のはずですが」
「私はリタ。そして、こっちがナンシー。
君はメアリー――つまり、この魔道師に操られてたのさ。
ところで、質問があるんだけど……。私達は≪アイル≫っていう公子がこの神殿に来てるって聞いてここに来たんだけど、それは君のこと?」
リタの質問に対し、首を縦に振った。
「そうです。僕がアイルです。
父のルース大公の依頼で、この神殿の調査をしていたのですが……」
「『この部屋で氷龍神像の存在を突き止めたので戻ろうとした時、道に迷って出られなくなった』、でしょう?
大体の察しはつくわ」
「ナンシー! そんなことを言ったら、公子に失礼だろう?」
ナンシーの先程の言動を、リタは軽く注意した。
リタは、メアリーの方に向き直り、質問をした。
「メアリー、あなたは私達に、隠してることがあるんじゃないか?」
この質問には、メアリーは答えようかどうか迷っていた。
が、キアの現状を考え、彼女は話すことにした。
彼女は勇気を持って、リタ達に自分が思っていることを話し始めた。

