集中しているうちに、いつの間にか時計は10時を回っていた。

「まあこんなもんか……」

 大きく伸びをしてリビングに向かい、テレビを付けてこたつに潜り込んだ。

 精神的には疲れていたのか、信士はいつの間にかそのまま眠りについてしまい深夜に目が覚めて布団を引っ張り出した。