か弱い執事のご主人様



午後の授業も問題なく終わり、
放課後になった。


「ねぇ安田君…じゃなくて京介君」


「なんだ〜??」


「やっぱり行かなきゃだめかな??」


「明日怒鳴られたくなかったらな」


「やっぱりだめか〜」


これから行くと思うと憂鬱だ。


「とりあえず頑張れな〜

応援してる」


手をヒラヒラさせて教室がら出ていった。

絶対応援なんてしてないなあれ。


ともかく僕は1組に向かうことにした。


楔山学院は1学年6クラスで編成されている。

僕は4組なので1組まで結構距離がある。


「なんでこんなに廊下長いんだろ…

1組は…ここか……」


確認の為教室を覗くと…

いた。

自分の席だと思われる場所に
ちょこんと腰掛けている。


「………九条さん??」


そう声を掛けると、
一瞬満面の笑みを浮かべた後
また仏頂面に戻った。