「知ってるの?知らないの?知ってるんならどういう関係?」


一気に問い詰めると隼は俯きながらもしゃべりだした


「…美舞は俺たちの‥俺と雄大と…それに陸にとっても‥きっと何より大切な人なんだ
ま、大好きだったんだけど突然いなくなっちゃてさ♪
それまで12年間近所に住んでたのに突然引っ越しちゃったんだよね
でも俺たちにとって今でも美舞は大切な人なんだ

でも・・・もう絶対に会えないと思うんだ
それに美舞は俺たちなんかと会ったら悲しむから会いたいなんて願っちゃいけないんだ」


隼はそれだけ言うと「しんみりしてゴメン」とだけ言い残し俺に背を向けていなくなった






俺バカだな・・・
なんで会いたいなんて願ったんだろう

会ったら余計苦しくなるって隼たちだって分かってるのに

会ったらまた繰り返すって分かってるのに






それでもなんでこんなに美舞としてアノ人たちに会いたいんだろう






今私の頬に伝うものは一体なに・・・