~その頃選手控え場所では~
「勝つぞ!」
「当たり前!ってか俺らが勝たなくて誰が勝つ!?」
隼と陸が叫ぶ隣で雄大があくびをしながらのんびりと眺めていた
「俺らが勝つよね?」
「じゃね?」
「あんな不良には負けねぇし」
隼人・渉太・亨があからさまに聞こえるように言いはなった
「敵意バリバリ?」
澄華・亜希奈と一緒に様子を見に来た美舞が面白がりながら言った
さすがにクラス対抗だからなのか敵意をヒシヒシと感じて澄華と亜希奈は居心地が悪そうだ
「当たり前だろ!いくら美舞のクラスにとはいえ負けるわけには行かない!
俺らの今日の晩飯がかかってんだ!!」
「こっちは焼肉がかかってんだ!
ぜってー負けねぇ!!俺の肉―――!!」
隼が叫びそれを見ていた美舞がぽつっと呟いた
「ってか周りの視線が痛いんだけど」
